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慶応3年創業。150年の歴史 伝統と精神を引き継ぎ、新たな日本酒への挑戦 【山三、真田六文銭】山三酒造‐長野県

地域で愛される酒蔵の銘酒に着目し、酒蔵からの生の声と和酒情報を読者の皆様にお届けする連載企画。第219回目の当記事では、長野県上田市(うえだし)の山三酒造(やまさんしゅぞう)を特集します。

山三酒造、歴史の輝きを新たに。信州上田の魅力、再び蘇る

―酒蔵の歴史や地域について教えて下さい。

1867 年(慶応3年)創業の山三酒造は、長野県上田市に位置し、東には浅間山や菅平、南には八ヶ岳や蓼科、霧ヶ峰、美ヶ原を擁し、四方を山に囲まれ美しい水に恵まれた環境にある日本酒の酒蔵です。

信州上田の真田家の家紋『真田六文銭』を酒名に、飲み易くすっきりした味の地酒として長年親しまれてきましたが、作り手の高齢化と設備の老朽化により、事実上の休蔵状態になっていました。

先代が必死に守ってきた酒蔵を守りたいという強い想いから、「山三酒造」という名はそのままに、その歴史と精神を引き継ぎながら事業継承し、新たに迎えた杜氏と共に2023年2月より待望の酒造りを再始動しました。

―代表銘柄は?

「真田六文銭(さなだろくもんせん)初陣(ういじん)<無濾過生原酒 ひとごこち>」

地元東御市八重原の柳沢健太郎氏のつくる「ひとごこち」を100% 使用し、7号酵母で醸した。
穏やかで品の良い香りとクリアな味わい、キレが良いすっきりした無濾過生原酒の食中酒。

お薦めの飲み方:冷やし

「山三(やまさん)- 初雪(はつゆき)-  <うすにごり 無濾過生原酒 ひとごこち>」

酒米「ひとごこち」を 100% 使用し、県産のアルプス酵母で醸した。
「ひとごこち」が持つ洗練された米の味わいと果実感のある香り、
酸味、甘みや苦味などの複雑な味が調和し、さらりとほどける余韻で飲み飽きしない定番の純米酒。

お薦めの飲み方:冷やし

―イチオシ商品はなんですか? 

「山三 紫翠(しすい) 純米大吟醸」※数量限定

マスカットやグレープフルーツの爽やかな香りと大自然から溢れる湧き水のような澄み切った味わいが特徴のお酒に仕上がりました。

口に含んだ瞬間に広がる新緑の軽やかさとしっかりとした米のうまみが余韻として続き、料理を選ばず味わっていただける日本酒です。

お薦めの飲み方:冷やして飲んでも、常温で飲んでも、食事の最初から最後までじっくりと楽しめます。

 

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品質を徹底的に追求し、革新的な日本酒づくりに挑戦。

―酒造りで心がけていることは?

最高な品質であることを常に最優先として、伝統的な製法や技術を磨き、それと同時に、原料の選定や醸造プロセス、貯蔵条件など、品質に関するあらゆる要素についても徹底的に追求し、慣習や常識に因われない革新的な日本酒づくりにチャレンジしていきたいです。

―最後に、読者へのメッセージをお願いします!

新しいアイデアや手法を、失敗を怖れずに取り入れていきながら、うまいお酒、革新的な日本酒を生み出していくべく努力し続けていきます。

今回ご紹介した酒蔵について

【長野県】
山三酒造
長野県上田市御獄堂687-1
https://yamasan-sake.jp/

 

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酒蔵プレス編集部

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