2023年8月26日(土)、埼玉県の小川町にある松岡醸造、晴雲酒造、そして武蔵ワイナリーの3つの酒蔵を特別に訪問するプレミアム酒蔵ツアーの取材を行いました。
おもてなし満点!魅力的な松岡醸造の蔵見学!
最初に訪れたのは、松岡醸造(代表銘柄:帝松(みかどまつ))です。到着後、松岡醸造の松岡専務にお出迎えいただき、まずは硬度149mg/ℓの仕込み水を試飲しました。帝松のお酒は全てこの硬水を使用しています。


蔵内見学では、洗米機から醸造タンクまでの工程を詳しく学びました。新しい蔵だけでなく、歴史ある旧施設も巡ることができました。


そして、楽しみにしていた「利き酒タイム」では、様々なお酒を特別に試飲。特に「ひやおろし」は新鮮さが際立ち、限定のお酒も楽しむことができました。
利き酒した後、売店でお気に入りのお酒や帝松の限定グッズを購入することができます。


松風庵での贅沢なランチ
松岡醸造での見学後、併設された「松風庵」で贅沢なランチタイムを楽しみました。埼玉県産ブランド豚「むさし麦豚」のしゃぶしゃぶと前菜6品が堪能できました。
しゃぶしゃぶの出汁は、国産昆布を使用した帝松と仕込み水で取ったものでした。タレは大吟醸の酒粕と米麹を合わせた胡麻ダレと、仕込み水で作ったぽん酢ダレが提供されました。
さらに、帝松の3種類のお酒と料理をペアリングすることができ、酒と料理の組み合わせが素晴らしく、新たな味わいを発見できました。当日知り合った酒仲間と一緒に贅沢な昼食を楽しむことができました。


オーガニック満点の晴雲酒造
昼食後、晴雲酒造を訪れました。晴雲酒造(代表銘柄:晴雲)の社長や蔵元の方々が暖かく迎えてくれました。歴史ある酒蔵の見学を通じて、小川町の地理から酒造りの工程まで、多くのことを学ぶことができました。
また、晴雲酒造は自社で精米機を持ち、自社精米によって他の蔵では実現できない無農薬のお米を使用した酒造りができます。


見学の後、IWC2023「SAKE部門/大吟醸の部」で受賞した酒を特別に試飲することができました。晴雲酒造は旨味にこだわりを持って酒造りを行っています。造られたお酒は豊かな旨味があり、上品で美味しかったです。
売店には豊富な商品が並び、仕込み水も試飲することができます。


「酒屋万流」の言葉通り、2つの蔵を訪れることで、それぞれの酒蔵の歴史や目指す酒の質、技術、建物や設備の異なる側面を知ることができました。
ブドウ畑を見学し、地酒と地ワインの飲み比べ!
酒蔵見学の後、武蔵ワイナリーに向かいました。ワイナリーの責任者である福島さんと一緒に、ブドウ畑を見学しました。午後は暑い天気でしたが、風が通り抜けて心地よかったです。
普段なかなか目にすることのできないブドウ畑を見学し、ちょうどブドウの収穫時期で、無農薬で栽培された小公子(しょうこうし)品種のブドウも試食させていただきました。その味は渋みが少なく、ブルーベリーのように非常に美味しかったです。


その後、醸造所でワインの醸造タンクと樽を見学しました。責任者の福島さんは以前武蔵鶴酒造の杜氏として、日本酒の作りに関わり、日本酒の経験を活かしてワインを作られています。
試飲させていただいた3種類のワインは、それぞれ異なる香りと味わいを持ち、どれも上品なワインでした。「KANPAI」という名前の小公子で造られた赤ワインは、渋みがまろやかで、繊細な味わいが楽しめました。「Jugemu2022」という名前の白ワインは、爽やかな味わいで、暑い天気にぴったりでした!
また、福島さんが作った日本酒「饗之光(あえのひかり)」も特別にいただきました。この日本酒は珍しい米の品種「イセヒカリ」で作られており、無農薬で栽培された米を使用しており、キレのある飲み口でした。



最後に

今回のプレミアム酒蔵ツアーでは、埼玉県にある3つの酒蔵を訪れ、通常は見ることのできない酒蔵内の製造工程や限定のお酒を試飲することができました。
さらに、日本酒とワインの違いや共通点を学び、醸造の舞台裏に触れることができました。地元の料理とのペアリングも楽しむことができ、埼玉県の魅力をたっぷりと堪能しました。次回のツアーも楽しみにしています!

酒蔵プレスのSNSでも掲載する予定です。