地域で愛される酒蔵の銘酒に着目し、酒蔵からの生の声と和酒情報を読者の皆様にお届けする連載企画。第197回目の当記事では、埼玉県行田市(ぎょうだし)の横田酒造(よこたしゅぞう)を特集します。
初心忘れずの酒造り
―酒蔵の歴史や地域について教えて下さい。
文化2年(1805年)創業。初代横田庄右衛門は、滋賀県出身の近江商人。江戸の商圏で一旗上げるため、関東近郊の水の良い土地を選び、酒蔵を建てる。
酒銘「日本橋」の由来は、創業者がお江戸日本橋の酒問屋で修業の後、独立する際、「初心忘れるべからず」との家訓を込めて付けられたもの。
―代表銘柄は?
「日本橋 純米大吟醸」
芳醇中口。華やかな香りと、純米ならではの味わいとキレがあります。冷酒または常温がお勧めです。焼き鳥(タレ味)や、食中酒として肉料理全般にどうぞ。
お薦めの飲み方:冷やして
―イチオシ商品はなんですか?
「日本橋 濃醇純米 江戸の宴」
日本最古の清酒酵母で醸した、江戸時代の復刻酒です。
お薦めの飲み方:常温
お薦めの地元料理:油を使った料理(中華など)と合う。地元名物「ゼリーフライ」とも相性よし。
こだわりの味わい、飲みやすさを超えて
―酒造りで心がけていることは?
飲みやすいだけでは終わらない、味わいのしっかりとした酒を造る。
―酒蔵や地域、観光などでオススメポイントや盛り上がっている話題を教えて下さい。
世界遺産登録を目指す「さきたま古墳群」・映画「のぼうの城」の舞台となった「忍城跡」・ドラマ「陸王」のロケ地多数(当社含む)
―最後に、読者へのメッセージをお願いします!
日本酒の鑑評会は、地区、県、全国、杜氏流派等、インフラが充実しています。皆様も各大会に注目し、応援する蔵を持ってもらい、業界を盛り上げて欲しいです。
今回ご紹介した酒蔵について
【埼玉県】
横田酒造株式会社
埼玉県行田市桜町2-29-3
https://yokota-shuzou.co.jp/
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