地域で愛される酒蔵の銘酒に着目し、酒蔵からの生の声と和酒情報を読者の皆様にお届けする連載企画。第96回目の当記事では、埼玉県入間郡(さいたまけんいるまぐん)の有限会社佐藤酒造店(さとうしゅぞうてん)を特集します。
ふくらみがあり後味の軽い酒
―酒蔵の歴史や地域について教えて下さい。
1844年創業。秩父山地の東に位置する人口一万人あまりの越生町。酒蔵の近くには関東三大梅林のひとつに数えられる越生梅林があり、裏手には黒山三滝を源とする越辺川の清流が流れています。
酒造りにはその清麗で柔らかな水質の伏流水を使用し、若い蔵人たちが伝統を守りつつ新たな発想を取り入れて「ふくらみがあり後味の軽い酒」を目指して醸しています。
―代表銘柄は?
- 越生梅林(おごせばいりん)
- 中田屋(なかたや)
メインブランドで全国流通の「越生梅林」と2016年に復刻させた屋号でもある限定流通の「中田屋」です。
―イチオシ商品はなんですか? 地元の食材・料理とはどんな合わせ方がおいしいですか?
- 「越生梅林 特別純米酒」
フレッシュでほのかな香りをまといながらも料理の邪魔をせず、口の中をスッキリさせ次の料理と相性の合う少し酸のあるそんなお酒です。
・マグロとアボカドの韓国風おつまみ
・小松菜のペペロンチーノ
・タコとジャガイモのジェノベーゼ
・釜揚げしらすのマヨ醤油ピザ
喜怒哀楽の場面にそっと寄り添えるような優しいお酒
―酒造りではどんなことを心がけていますか?
人の目と手の行き届く量で丁寧に、手造りで醸しています。
「ふくらみがあり後味の軽い酒」をモットーに、喜怒哀楽の場面にそっと寄り添えるような優しいお酒を造っています。
―酒蔵や地域、観光などでオススメポイントや盛り上がっている話題を教えて下さい。
自家梅園の梅と自家醸造の日本酒を使用して造る「梅酒(うめざけ)」も人気商品の一つです。日本酒ならではの飲み方があり、面白いと思います。
観光スポットでは「越生梅林」「黒山三滝」「上谷大クスの木」渋沢平九郎が熱い!?です。
―最後に、読者へのメッセージをお願いします!
都内からのアクセスも良く、自然豊かな場所です。この状況が落ち着きましたら、是非遊びに来てください!
ネットでの注文もできますので、HPを見て頂きよろしくお願い致します。
今回ご紹介した酒蔵について
【埼玉県】
有限会社佐藤酒造店
http://www.satoshuzou.co.jp/
埼玉県入間郡越生町大字津久根141-1
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