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~一口飲めば微笑みが浮かぶ様な自由な酒を醸す酒造り~【九郎左衛門、雅山流、泉氷鑑、羽陽富久鶴】有限会社新藤酒造店-山形県


地域で愛される酒蔵の銘酒に着目し、酒蔵からの生の声と和酒情報を読者の皆様にお届けする連載企画。第33回目の当記事では、山形県米沢市(やまがたけんよねざわし)の新藤酒造店(しんどうしゅぞうてん)を特集します。

当代で10代目現在も全国有数の水の豊かな稲作地帯であり、付近には前田慶次に由来する清水も残っています。

―酒蔵の歴史や地域について教えて下さい。

米沢市の東部の古くは伊達政宗が納めた天領だった場所に位置しています。庄屋を生業として傍らで酒造りをしてきたが、明治維新後に5代目が本業を酒造業としました。当代で10代目現在も全国有数の水の豊かな稲作地帯であり、付近には前田慶次に由来する清水も残っています。

―代表銘柄は?

  • 九郎左衛門(くろうざえもん)
  • 雅山流(がさんりゅう)
  • 泉氷鑑(いずみひょうかん)
  • 羽陽富久鶴(うようふくつる)

銘柄は大きく分けて、代々襲名している名前と同じ九郎左衛門がフラッグシップとして有り、地酒専門店向けの雅山流・泉氷鑑が国内・海外へ向けて特約店数を限定して幅広く展開されています。地元向けの一般流通商品として古くから飲まれている羽陽富久鶴があります。

季節に合う料理をイメージして醸しています。

―イチオシ商品はなんですか? 地元の食材・料理とはどんな合わせ方がおいしいですか?

雅山流シリーズは私(代表取締役・製造責任者 新藤雅信)が東京農大在学中から構想にありました。今からの需要層に合わせた物として平成7年卒業後に製造を開始した商品です。

その中でも2年遅れで製造を開始した裏雅山流の季節商品は、春は雪が溶けようやく顔を出した山菜、夏は取れたての畑野菜、秋は山形名物の松茸や米沢牛の入った芋煮、冬は玄関の日本海で取れた鱈鍋などをイメージして醸しています。最近新発売された超裏雅山流もこれに準じています。

また、雅山流シリーズはIWCを5度トロフィーを受賞させていただきました。

技術の全てを応用するような酒造り 。

―酒造りではどんなことを心がけていますか?

何物にも捕らわれない自由な発想で遊び心を持って、一口飲めば微笑みが浮かぶ様な自由な酒を心がけています。上槽後の劣化は極力抑えクリーンでフレッシュな酒造りを念頭に全商品に持てる技術の全てを応用するような酒造りを行っています。なので上と下との商品の品質差はあまりございません。

―酒蔵や地域、観光などでオススメポイントや盛り上がっている話題を教えて下さい。

地酒専門店向けブランドとして好調な雅山流であるが、海外からの問い合わせも多くなりおよそ15年前から本格的に海外展開を開始しました。

このため現在では20カ国以上の国に輸出の販路が拡大し、昨今では酒造りに興味を持つ外国人ソムリエやきき酒を仕込期間に数週間ずつ受け入れています。

中には自社レストラングループで提供する酒をもろみ一本仕込んで発酵管理までして帰って行く者まで現れるほどです。今年はコロナ禍で来日出来なかった外国人がリモートで自分の酒造りに参加しました。

―最後に、読者へのメッセージをお願いします!

雅山流という名前は雅・山流に分割出来ます。山流とは禅の用語で一見すると“山は動かず川は流れる物”に見えるが長い時間の中では“山も動くし川も流れを変える”つまり自然の中の万物を固執して捉えてはならないと言う仏教の教えです。この“山流”に私の名前の一文字を付けた酒が雅山流です。

様々なタイプの酒とマリアージュなど、あまり固定した物事に捕らわれず自由な発想でトライして頂きたいと考えています。それが他には無い日本の食文化、日本酒の良さだと私は思うのです。

各々が新しい日本酒の境地を切り開く為に…。

今回ご紹介した酒蔵について

【山形県】
有限会社新藤酒造店
https://www.kitashouji.jp/
山形県米沢市竹井1331

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酒蔵プレス編集部

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