地域で愛される酒蔵の銘酒に着目し、酒蔵からの生の声と和酒情報を読者の皆様にお届けする連載企画。第266回目の当記事では、栃木県大田原市(おおたわらし)の天鷹酒造(てんたかしゅぞう)を特集します。
天鷹の安心・安全・楽しい酒造り
―酒蔵の歴史や地域について教えて下さい。
「辛口でなければ、酒ではない」と辛口に拘り、1914年の創業以来、辛口酒のみを造り続けています。
また近年、全国でも珍しい有機の日本酒を造り始めました。皆様へ「安心・安全・楽しい」商品をお届けするため、天鷹は常に高品質のものを造り続けています。
2018年に有機専門の農業法人「天鷹オーガニックファーム株式会社」を設立し、社員が直接田んぼづくりから原料米の栽培、酒造りと一貫して環境に優しい酒造りを目指しています。
―代表銘柄は?
「天鷹」
1914年から地元を中心に愛されている定番ブランド「天鷹」と、新たに立ち上げたブランド「九尾」の2ブランドをご提供!初代が夢の中で大鷹が天に昇るシーンを見たことから「天鷹」と名付けました。
また、地元の那須岳の「殺生石」に封印された伝承がある「九尾」を、そのまま新ブランドとして採用しました。
―イチオシ商品はなんですか?
「九尾 純米大吟醸 無濾過生原酒 四割八分磨」
フレッシュさとキレを感じ、ほのかな甘みと華やかな香りを楽しめるお酒です。初心者から酒好きまで誰でも楽しめる1品です。
お薦めの飲み方:冷やしてお飲みください。
お薦めの料理:しもつかれ
衛生管理と人間の感性で醸される酒
―酒造りで心がけていることは?
衛生管理やデータ管理を徹底しつつ、最後は人間の五感(見た目、手触り、香りや泡の音、味など)で判断することです。
―最後に、読者へのメッセージをお願いします!
日本でも珍しい日米欧の有機認証を取得しているオーガニック日本酒の醸造元であると同時に、清酒酵母を使用して製造した蜂蜜酒(ジャパニーズミード)を販売しているなど、常に新しいことを発信している酒蔵です。
新しいブランド「九尾」は、毎回酒質やラベルデザインが変わる一期一会の商品をコンセプトに、七変化が得意な「九尾妖狐」から着想を得た商品ブランドです。
皆様に安心・安全・楽しいをお届けできるように日々努力しています!
今回ご紹介した酒蔵について
【栃木県】
天鷹酒造株式会社
栃木県大田原市蛭畑2166
https://www.tentaka.co.jp/
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