こんにちは、酒蔵プレスの鈴木です。
今回は、日本酒の酒造りに密着したドキュメンタリー映画「The Birth of Sake」をご紹介します。
このドキュメンタリー映画の制作をされたのは、日系アメリカ人であるエリック・シライ監督です。
そして、今回の映画にて登場するのは、石川県白山市にて清酒「手取川」を醸す酒蔵「吉田酒造店」。
吉田酒造店は創業明治3年。144年間変わらぬ手法で日本酒を作り続けています。
エリック・シライ監督は、伝統に裏打ちされた職人技と彼らの暮らしに密着したドキュメンタリー映像を作りたいと、キックスターター※1で資金募集を行いました。
※1キックスターターとは、クリエイティブなプロジェクトを支援するための、クラウドファンディングサービス。
最低でも半年はこの酒蔵に泊まり込んで密着取材する必要があることを訴え、資金の支援を募り、最終的に目標金額をはるかに上回る663万円の支援を得ることに成功しました。
そして、映画「ザ・バース・オブ・サケ(酒の誕生)」が本格収録が行われました。
2015年ニューヨークで行われたトライベッカ映画祭に出展され、高い評価を得たようです。
酒造りは10月から翌年4月までの半年間にわたり、24時間体制で、ひと時も気を抜くことのない厳しい作業が続きます。
蔵人(くらびと)と呼ばれる酒造りの職人が、仲間と共に生活し、1年分の酒造りを行います。
日本海の厳しい寒さの中、144年間変わることなく男たちの手によって行われてきた酒造りの文化を海外目線で撮影された映像は、私達にまた違った日本の伝統技の魅力を伝えてくるはずです。
The Birth of Sake / kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/1802764272/the-birth-of-sake/posts/1187261
株式会社 吉田酒造店
http://www.tedorigawa.com/
参照:日本伝統の酒造りをアメリカ人の視点で撮影したドキュメント映像「The Birth of Sake (酒の誕生)」ムービートレーラー
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52190096.html