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清酒造りだけではない、あらゆるジャンルを製造する総合アルコール飲料メーカー【晴菊】東亜酒造‐埼玉県

地域で愛される酒蔵の銘酒に着目し、酒蔵からの生の声と和酒情報を読者の皆様にお届けする連載企画。第215回目の当記事では、埼玉県羽生市(はにゅうし)の東亜酒造(とうあしゅぞう)を特集します。

多彩な味わい、東亜酒造のアルコール製品

―酒蔵の歴史や地域について教えて下さい。

東亜酒造は、1625年に秩父で酒造りを開始。1941年に穀倉地帯の羽生市に本社を移し、現在まで400年近い歴史を歩んで参りました。主力製品の清酒は「晴菊」をメインブランドとし、リキュール、ウイスキーなど多種多様な製品を製造・販売しております。

2018年に食品安全「FSSC22000」の認証を取得し、安全な製品づくりに努めております。 2021年には羽生蒸溜所を復活させ、ウイスキーの自社蒸溜を再開。

―代表銘柄は?

「晴菊 大吟醸」

冷やすと爽やかな口当たりが特徴で、温めると旨さと甘い香りが広がります。新鮮な魚を使った寿司や白身魚のカルパッチョが合います。

お薦めの飲み方:冷酒・常温。

貉藻(むじなも)」

ムジナモは、とても貴重な食虫植物でかつては日本各地に自生していましたが、環境悪化でその数を減らし、羽生市の「宝蔵寺沼ムジナモ自生地」が日本で唯一となりました。国指定の天然記念物として大切に保護されています。

そんな自然豊かな羽生市の宝を多くの方々に知っていただきたいと清酒「貉藻」は誕生しました。

お薦めの飲み方:冷酒・常温・ぬる燗・あつ燗

お薦めの地元料理:やや淡麗で辛口な味わいが、白身のお刺身などシンプルなものから、塩辛などの味の濃いものにも合います。 温めて飲んでいただくと、おでんなどの鍋物ともよく合います。

―イチオシ商品はなんですか? 

「ikou純米吟醸」

「ikou」は、東亜酒造社内で指折りの清酒を愛する若手社員4名石井(i)、要田(k)、大川(o)、浦上(u)によるチャレンジプロジェクト。若い世代に響く味わいを目指し、新しい仕込み手法を模索した挑戦一年目のお酒です。

今回目指したのは、甘めな口当たりですが、甘いだけでは飲み飽きてしまう…程よく酸を出し、様々なお料理と合わせて飲んでいただける食中酒を目指しました。

お薦めの料理:穏やかな香りと程よい酸の食中酒で、特に程よい酸味が、乳製品を使ったお料理との相性が良く、クリームパスタやチーズを 使った料理やスパイスを効かせたエスニック料理と合います。

常に愉しいお酒の味わい

―酒造りで心がけていることは?

東亜酒造のお酒は淡麗でやや甘口。

芳醇な香りと軽やかな口当たりが特徴で、お食事と共に毎日飲み飽きせず、様々な飲み方をお楽しみいただけるよう、「いつものお酒」を目指しています。

今回ご紹介した酒蔵について

【埼玉県】
株式会社東亜酒造
埼玉県羽生市西4丁目1-11
https://www.toashuzo.com/

 

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酒蔵プレス編集部

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