地域で愛される酒蔵の銘酒に着目し、酒蔵からの生の声と和酒情報を読者の皆様にお届けする連載企画。
今回は、埼玉県行田市の横田酒造を特集します。
江戸・日本橋での修業から生まれた、横田酒造の酒銘

―酒蔵の歴史や地域について教えて下さい。
横田酒造は、文化2年(1805年)創業。
江戸に下った近江商人・横田庄右衛門が良い水を求めて行田の地に造り酒屋を開いたのがはじまりです。
「日本橋」の酒銘は、横田庄右衛門が若き頃、お江戸「日本橋」の酒問屋で修行し、独立する際、「初心忘れるべからず」との思いを込めて、自らの修行の地を酒銘にしたことに由来します。
現代では地名を商標登録することは原則出来ないため、この「日本橋」は極めて貴重な商標です。
横田酒造の酒造りの哲学は、「飲みやすいだけで終わらない、味わいのしっかりあるお酒」としており、1口飲めばこの言葉の意味が伝わります。
―代表銘柄は?

「大吟醸 日本橋」
過去20年間の全国新酒鑑評会にて、15回の金賞を受賞しているまさに横田酒造を代表する大吟醸酒。
しずく取りならではの透き通るような綺麗な飲み口だが、口の中に広がる吟醸香と味わいはしっかりとしており、横田酒造の酒造りの哲学を実現化している1本。
容量:720ml
アルコール度数:17.5%
日本酒度:+5
原料米:山田錦
精米歩合:40%
酵母:埼玉C酵母
お薦めの飲み方:冷や
おすすめのペアリング:寿司

「日本橋 濃醇純米 江戸の宴」
日本最古の清酒酵母(サッカロマイセスサケ)で醸す、江戸時代の復刻酒。
濃醇な味わいにより肉料理にも全く負けることがなく、甘味、酸味、旨味が織りなすその複雑な味わいは一度飲むと忘れられなくなるほど印象的。江戸時代に生きた人々は宴の際、このようなお酒を飲んでいたのだろうと思いをはせて頂く事から「江戸の宴」と名付けました。
容量:720ml
アルコール度数:15.5%
日本酒度:-6
原料米:朝の光(埼玉県産の飯米)
精米歩合:70%
酵母:サッカロマイセスサケ
お薦めの飲み方:常温〜ぬる燗
おすすめのペアリング:うなぎの蒲焼、すき焼き、焼き鳥、ステーキ、ポークソテー、黒酢酢豚、コンテチーズ
一度飲んだら忘れられない、確かな味わいを追求


―酒造りで心がけていることは?
横田酒造の酒は「飲みやすいだけで終わらない、味わいのしっかりとしたお酒」を哲学として作ります。一度飲んだら忘れられないようなお酒を目指し、命にやすりをかけて毎日丁寧に酒造りをしております。
―読者へのメッセージをお願いします。
横田酒造は埼玉県行田市にある小さな酒蔵です。そんな小さな酒蔵だからこそ醸せる酒があり、一度飲んで頂ければその味には絶対の自信を持っております。
江戸時代から200年以上続く「日本橋」の味を是非ご賞味くださいませ。
今回ご紹介した酒蔵について
【埼玉県】
横田酒造株式会社
埼玉県行田市桜町2丁目29−3
https://yokota-shuzou.co.jp/