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~地域と共に、伝統と文化をつなぐ~【今錦、年輪、おたまじゃくし、中川村のたま子】米澤酒造-長野県


地域で愛される酒蔵の銘酒に着目し、酒蔵からの生の声と和酒情報を読者の皆様にお届けする連載企画。第118回目の当記事では、長野県上伊那郡(ながのけんかみいなぐん)の米澤酒造(よねざわしゅぞう)株式会社を特集します。

南アルプスの麓の自然環境と良質の水で行う丁寧な酒造り

―酒蔵の歴史や地域について教えて下さい。

明治40年、南信州のほぼ中央にある中川村で創業しました。地域に親しまれ、南アルプスの麓の自然環境と良質の水に恵まれた土地で地元の酒米を使用した酒造りを行ってきました。縁あって平成26年にかんてんぱぱグループとなって再出発しました。

これからも、ふるさとの棚田での田植えや稲刈りを村の皆様と協力し、貴重な日本の原風景を守りながら丹精込めた丁寧な酒造りを行って参ります。

―代表銘柄は?

メインブランドは「今錦」シリーズで、純米大吟醸から普通酒までラインナップがあります。しっかりした味わいがベースとなっており、冷やだけでなく地元の伝統的な飲み方である、ぬる燗も美味しいです。

「年輪」は社長の経営哲学である-年輪経営-からネーミングした新ブランド。おたまじゃくし、中川村のたま子は共に地元南信州中川村の契約栽培美山錦を100%使用したお酒です。

同じお酒を季節によって違った個性で楽しめる「中川村のたま子特別純米」

―イチオシ商品はなんですか?地元の食材・料理とはどんな合わせ方がおいしいですか?

中川村のたま子特別純米は冬に生原酒、夏に生酒、秋にひやおろし、年間販売の火入ピンクラベルの4種類。もとは同じお酒ですが、違った個性で楽しめます。

冷はもちろん、お好みで燗も旨い酒です。華やかな香りはありませんが、酸味とボディーのバランスは幅広い料理との相性が抜群です。地元の蕎麦、馬刺し、ホルモンの煮つけにもよく合います。

―酒造りで心がけていることは?

今錦の酒の特長は酸と旨味のバランスにあり、淡麗辛口とは一線を画した酒質です。今錦らしい酒をより美味しく、また地元に持続的に貢献するにはどうすればいいか、さまざまな切り口でより良くなる方法を考えながら造っています。

例えば、地元の契約農家さんと話し合ってどういう酒米を作ってもらうか、その使用量をどうやって増やしていくか、より衛生管理のレベルを上げるにはどこをどうしていくか、などでしょうか。グループ本社の伊那食品工業研究メンバーはもとより、酒米農家さん、村役場の皆さん、色々な関係者と連携を密にとっています。

酒蔵や地域、観光などでオススメポイントや盛り上がっている話題を教えて下さい。

長野県の南に位置する中川村のオススメ観光スポットは、標高1445mの山頂付近にある陣馬形山キャンプ場。山頂近くまで車で行くことが出来、天気がよければ中央アルプスの山々、その下に広がる伊那谷と天竜川の流れが一望できます。有料のキャンプ場は空きが少なくとても人気があります。晴れの日の夜空は星がきれいで暗い群青色に吸い込まれそうです。

また、中川村はフルーツの里でもあります。栽培される主なフルーツは、ブドウ、リンゴ、和ナシ、洋ナシ、モモ、ブルーベリー、サクランボ、ウメなど。近年はハウス栽培でマイヤーレモンも採れるようになりました。また今錦では低アルコール酒も今年限定発売し、人気になっています。アルコール11度のHAKUBO(薄暮)、アルコール度13度のHAKUMEI(薄明)の2品があります。

―最後に、読者へのメッセージをお願いします!

日本酒は飲み物としてだけでなく、造ることも日本の伝統であり文化です。近年、様々な要因により日本酒蔵の数は減少しており、厳しい状況が続いています。永続するには何が必要か。美味しさを追求するだけでない、かかわるすべての関係者がハッピーになるには今錦は何ができるかを思い、社員みんなで和を持って醸して参ります。

しばらくして状況が改善したら、いろんなイベントで今錦を是非味わってみて下さい。お酒のイベントはみんな笑顔で、あんな楽しいことは他にないと思っています。長野県の酒蔵でまとまった会もいずれ開催されます。個性のある良酒ぞろいです。その時にぜひお会いしましょう!

今回ご紹介した酒蔵について

【長野県】
米澤酒造株式会社
https://www.imanisiki.co.jp/index.php
長野県上伊那郡中川村大草4182-1

 

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酒蔵プレス編集部

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