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甘味と日本酒のコラボレーション!【和菓子と日本酒の邂逅】in 新潟

こんにちは。酒蔵プレスの奥谷です。7月9日(土)新潟駅COCOLO西館にあります「越後のお酒ミュージアムぽんしゅ館新潟店」にて、「和菓子と日本酒の邂逅」というイベントに参加してきました。
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甘味と日本酒の提案は、ここ最近、耳にすることが多くなりました。日本酒を使ったスィーツも沢山あります。新潟でも、江戸時代からゆべしを日本酒のあてにしていましたし、お団子やおしるこが日本酒に合う...などなど、知るところではささやかれていたそうです。しかしながら、認知度や飲食店での提供はまだまだです。ちなみに私、江戸時代の人が食べていたゆべしを同じようにして日本酒と合わせてみましたが、合わせる日本酒が悪かったのか、少しピンとこなかったわけです。という経験もあって、今回のイベントに参加しました。
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20人弱の参加者のうち、半数以上が女性。「和菓子」というテーマと、新潟という土地柄を差し引いても、こうした日本酒のイベントに女性の参加者が多くなっているのは、近年の日本酒ブームの現れでしょうか。同じ女性の私としては嬉しい限りです。

イベントの講師はお二方。日本酒については、元・美の川酒造蔵元の松本英資さん。平成26年、惜しまれつつも蔵を閉め、現在は「日本酒浪人」として日本酒の魅力を伝える活動をされている方です。そして和菓子については、創業1882年、100 年以上続く老舗「百花園」の太田新太郎さん。そこに、きき酒師でもあるぽんしゅ館代表の高村秀夫さんも加わり、日本酒と甘味についての談議が行われました。
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その後、実際に和菓子の練り切り製作体験。飲んで食べるだけと思いきや、作るところからとは「粋」です!しかもお題のレベルが...高い!?不器用な私の作品がこちら(もちろん上がお手本です)
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そして、待ちに待った和菓子と日本酒のマリアージュ。なんと、先ほど自分で作った和菓子に加えて、6 種類の甘味が登場。お酒も、全くタイプの違う3種類が用意されました。また、和菓子だけではなく、カカオ別のチョコレートとのペアリングにも挑戦。チョコレートは大阪のオリン ピア製菓さんのものです。これはもう、業界人もビックリ!高度なペアリング体験。はい。私、完全に甘くみてました。甘味だけに(笑)これは記事にしなければ!ということで、急遽、記事作成の許可を頂きました。
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甘味と辛口のお酒の組み合わせは、皆さまも何となく想像がつくかもしれません。個人的に興味深かったのは、良寛・純米吟醸との組み合わせです。良寛は上品でふくよかな甘みがあるお酒なので、甘味の甘さと合うのかな?と、思いましたが、良寛の控えめな甘さは上手く融合しましたね。そして「あん」以外の素材の味を上手く引き立ててくれました。逆にチョコレートでは、カカオの苦みをまろかやにしてくれて、相性が良かったです。新たな発見が満載のイベントでした。甘味の種類もお酒の種類も、まだまだ沢山あります。味の好みも人それぞれなので、甘味とのペアリングは、これからさらに広がることでしょう。自分だけのマリアージュ、探してみてはいかがでしょうか?

【開催概要】
Facebookイベントページ:
https://www.facebook.com/events/126336821120502/
会場:ぽんしゅ館新潟店(新潟県 新潟市中央区花園1-96-47)
日時:7月9日(土)14:00〜16:00
主催:ぽんしゅ館新潟驛店

【取材】
奥谷 佳子/酒蔵プレスライター
新潟県在住。日本酒ナビゲーター、スピリッツ検定上級の資格を保有する。

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酒蔵プレス編集部

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