海外で最も歴史の長い日本酒審査会として今年で23回目を迎える全米日本酒歓評会が、8月29〜31日の3日間、米国ハワイ州で開催。厳正な審査の結果、日本全国及び米国から出品された578銘柄より、グランプリをはじめ各賞が発表されました。
今年の歓評会には、日本全国および米国の198社の蔵元が参加し、大吟醸A(精米歩合40% 以下)、大吟醸B(精米歩合50%以下)、吟醸、純米の4部門に合計で578品の出品がありました。審査には、日本酒の専門家を日本から7名、北米から4名の合計11名が招致され、完全ブラインド方式の審査が実施されました。その結果、141品に金賞(Gold Award)が、137品に銀賞(Silver Award)が授与されました。また、金賞受賞酒の中から、各部門で最も高い評価を得た出品酒に授与されるグランプリ(Grand Prix)、その次点の出品酒2点に授与される準グランプリ(2位)(Grand Prix Second Place)と準グランプリ(3位)(Grand Prix Third Place)も選ばれ、さらに第1回から今回までの歓評会での受賞を数値化し、その累計が最も高くなった蔵元に贈られるエメラルド賞(Emerald Award)と併せて、下記の通り発表されました。
▼詳しい受賞結果は、こちらでご覧いただけます。
https://sakeappraisal.org/appraisal-2023.html?fbclid=IwAR3AHcNaf2krzeLMSPhMQoZnmY8tCy_VJftTyMlpThH7DElSpAL0oUlCZsM
2023年度 全米日本酒歓評会 受賞結果
■ 大吟醸A部門(精米歩合40%以下)
グランプリ: 大吟醸 山荘/鶴見酒造株式会社(愛知県)
準グランプリ(2位): 口万純米大吟醸原酒一回火入れ/花泉酒造株式会社(福島県)
準グランプリ(3位): 七田 純米大吟醸 Parfait/天山酒造株式会社(佐賀県)
■ 大吟醸B部門(精米歩合50%以下)
グランプリ: 越前岬 大吟醸/田邊酒造有限会社(福井県)
準グランプリ(2位): 望bo:純米大吟醸 雄町/株式会社 外池酒造店(栃木県)
準グランプリ(3位): 燦爛 純米大吟醸 夢ささら/株式会社 外池酒造店(栃木県)
■ 吟醸部門
グランプリ: 燦爛 純米吟醸 夢ささら/株式会社 外池酒造店(栃木県)
準グランプリ(2位): 勝山 純米吟醸 献/仙台伊澤家勝山酒造株式会社(宮城県)
準グランプリ(3位): 雪の茅舎 純米吟醸/株式会社 齋彌酒造店(秋田県)
■ 純米部門
グランプリ: 今錦 中川村のたま子 特別純米/米澤酒造株式会社(長野県)
準グランプリ(2位): 紀土 特別純米酒 雄町/平和酒造株式会社(和歌山県)
準グランプリ(3位): あたごのまつ 特別純米/株式会社 新澤醸造店(宮城県)
■ エメラルド賞
第1回から今回までの歓評会での受賞を数値化し、その累計が最も高くなった蔵元
有限会社 渡辺酒造店(岐阜県)
「2023年度 全米日本酒歓評会」概要
■ 主催
国際酒会(本部:米国ハワイ州ホノルル市)
■ 開催日時
2023年8月29日(火)〜31日(木)
■ 会場
ハワイ日本文化センター
■ 審査員
小林 拓嗣 独立行政法人酒類総合研究所 成分解析研究部門
上東 治彦 高知県酒造組合・日本酒造組合中央会四国支部 技術顧問
高橋 千秋 United Sake Co., Ltd. President
宇都宮 仁 日本酒造組合中央会 理事
鈴木 賢二 福島県酒造組合 特別顧問
渡邊 健一 石本酒造株式会社 技術顧問、新潟清酒学校校長
坂本 光一 国税庁酒類業振興・輸出促進室
Chris Johnson World Sake Imports, National Sales Manager
Michael Tremblay Sake Educator and Author
Roberto Viernes Master Sommelier
Kevin Okasaki 国際酒会 理事
(順不同、敬称略)
■ URL
https://sakeappraisal.org/
その中でもこのように世界で受賞されるお酒は是非試してみたいものです!
受賞された皆様、おめでとうございます!
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