576銘柄から選ばれたグランプリほか、各賞が決定
海外で最も歴史の長い日本酒審査会として今年で22回目を迎える全米日本酒歓評会が、9月13〜15日の3日間、米国ハワイ州で開催。
厳正な審査の結果、日本全国及び米国から出品された576銘柄より、グランプリをはじめ各賞が発表されました。
今年の歓評会には、日本全国および米国の165社の蔵元が参加し、大吟醸A(精米歩合40% 以下)、大吟醸B(精米歩合50%以下)、吟醸、純米の4部門に合計で576品の出品がありました。審査には、経験豊富な日本酒の専門家を日本から9名、米国から2名の合計11名が招致され、完全ブラインド方式の審査が実施されました。その結果、157品に金賞が、148品に銀賞が授与されました。
また、金賞受賞酒の中から、各部門で最も高い評価を得た出品酒に授与されるグランプリ、その次点の出品酒に授与される準グランプリも選ばれ、さらに第1回から今回までの歓評会での受賞を数値化し、その累計が最も高くなった蔵元に贈られるエメラルド賞と併せて、下記の通り発表されました。
これらの受賞結果は、全米日本酒歓評会のウェブサイト(http://www.sakeappraisal.org)でご覧いただけます。
2022年度 全米日本酒歓評会 受賞結果
■ 大吟醸A 部門(精米歩合40%以下)
グランプリ
初亀 純米大吟醸 東条山田錦 田尻農園作/初亀醸造株式会社(静岡県)
準グランプリ
出羽桜 大吟醸酒/出羽桜酒造株式会社(山形県)
くどき上手 Jr. の雫/亀の井酒造株式会社(山形県)
■ 大吟醸B 部門(精米歩合50%以下)
グランプリ
女川 あたごのまつ 純米大吟醸/株式会社 新澤醸造店(宮城県)
準グランプリ
越前岬 大吟醸/田邊酒造有限会社(福井県)
陸奥八仙 華想い50/八戸酒造株式会社(青森県)
■ 吟醸部門
グランプリ
出羽桜 雄町/出羽桜酒造株式会社(山形県)
準グランプリ
作 奏乃智/清水清三郎商店株式会社(三重県)
横濱 純米吟醸/株式会社 新澤醸造店(宮城県)
■ 純米部門
グランプリ
作 穂乃智/清水清三郎商店株式会社(三重県)
準グランプリ
会津士魂 特別純米/名倉山酒造株式会社(福島県)
特別純米酒 澤乃泉/石越醸造株式会社(宮城県)
■ エメラルド賞
第1回から今回までの審査における受賞結果について、金賞と銀賞の受賞結果を数値化して合計点を算出し、累計得点が最も高い蔵元に贈られます。
※エメラルド賞は過去に同賞の受賞歴のない蔵元が対象となります。
合資会社 内ヶ崎酒造店(宮城県)