地域で愛される酒蔵の銘酒に着目し、酒蔵からの生の声と和酒情報を読者の皆様にお届けする連載企画。
今回は、栃木県栃木市の飯沼銘醸を特集します。
文化8年創業、200年以上受け継がれる伝統

―酒蔵の歴史や地域について教えて下さい。
飯沼銘醸は1811年(文化8年)、現在の栃木県栃木市西方町で創業しました。創業以来200年以上にわたり、日本酒造りを続けている酒蔵です。
西方町は江戸時代から西方五千石として良質な米の産地として知られ、日光へ続く例幣使街道沿いという歴史ある土地で発展してきました。
地域の自然環境を大切にし、栃木産を中心とした酒米(山田錦、五百万石、夢ささら、ひとごこちなど)を使用。男体山を源流とする大谷川の伏流水を仕込水としています。
また良酒は単なる酒造技術ではなく、人と人とのつながりにもあることから蔵では「良酒は良い環境から」という考えのもと、蔵人同士の「和」を重視し、流行だけを追うのではなく、その蔵ならではの味わいを追求し、200年以上受け継いできた伝統を礎に、地域の風土を生かしながら、新しい日本酒の魅力を発信し続けている酒蔵です。
―代表銘柄は?

「杉並木」
容量:720ml
アルコール度数:15%
原料米:山田錦
精米歩合:40%
お薦めの飲み方:常温~冷
おすすめのペアリング:モロの煮つけ

「姿」
容量:720ml
アルコール度数:17%
日本酒度:-2
原料米:山田錦
精米歩合:50%
お薦めの飲み方:冷
おすすめのペアリング:チャンジャ
蔵人の「和」が育む酒造り
―酒造りで心がけていることは?
「蔵人同士の「和」体調管理」です。
―読者へのメッセージをお願いします。
米の旨味を最大限に表現したそのままの酒を一度飲んでみてください。
―酒蔵や地域、観光などでオススメポイントや盛り上がっている話題を教えて下さい。
地元産のコシヒカリ「桜おとめ」、いちご、にら、日本酒、おかきなど、西方の特産品を発信する拠点となっている「道の駅にしかた」。
観光では国史跡に指定された西方城址や八百比丘尼伝説の八百比丘尼神社(姿命名の由来でもある姿見の池)。
イベントではにしかたわくわく隊によるいちごの産地としてのいちご祭りやいちご狩り、こども夏祭り。桜の時期のにしかた金崎の桜まつり。
西方ならではの田園風景を舞台に開催され切腹ピストルズ(和太鼓)の演奏も楽しめる「ど田舎にしかた祭り」や「酒蔵集合!」など


今回ご紹介した酒蔵について
【栃木県】
飯沼銘醸株式会社
栃木県栃木市西方町元850
https://www.iinumameijo.com/