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米と水と人との調和、温故創新の酒造り【山廃本醸造酒呑童子、香田、hakurei】ハクレイ酒造株式会社-京都府

地域で愛される酒蔵の銘酒に着目し、酒蔵からの生の声と日本酒情報を読者の皆様にお届けする連載企画。第4回目の当記事では、京都府宮津市(きょうとふみやづし)のハクレイ酒造(ハクレイしゅぞう)を特集します。


由良ヶ岳から流れる仕込み水。硬度11.2mg/Lの超軟水は酒の味を甘口でも辛口でも自在に醸す。

―酒蔵の歴史や地域について教えて下さい。

京都府宮津市の丹後由良で1832年に創業し、江戸時代から続く伝統の酒蔵です。多くの受賞歴ある日本酒やリキュールを製造しております。
常に地域に根差し、愛され、奉仕・貢献できるかを考え、「地域に必要とされる酒蔵」として「温故創新」を掲げ、米と水と人との調和を大切にした酒造りを徹底しています。

地元の農家の方々とともによりよいお米にこだわり、酒造りで使用する仕込み水は眼前の大江山連峰「由良ヶ岳」中腹に流れ出る不動の滝の水を使用しております。硬度11.2mg/Lの超軟水の水質でありながら甘口酒、辛口酒とも自在に醸すことのできる不思議な水であり酒造りの原点となっています。

こだわった原材料で醸す酒は、伝統的な醸造方法で蔵人の手によって造られます。創業当時から受け継がれてきた醸造方法を継承し続けています。2018年に友桝飲料グループの一員となりこの伝統的な製法と友桝の持つ最新の技術との融合を目指しております。

―代表銘柄は?

(温故)永らく愛されている銘柄:山廃本醸造酒呑童子、香田(こうでん)シリーズ
(創新)現代の味覚に訴求する新商品:hakurei-00シリーズ、Vividシリーズ、HAKUREI SPARKLING(WATER/SAKE)

―イチオシ商品はなんですか? 地元の食材・料理とはどんな合わせ方がおいしいですか?

「酒呑童子」「香田」「大鬼」「かたり酒」は海と山の幸に恵まれる丹後の食によく合います。
また日本酒ビギナーやライトユーザー向けのHakurei-00シリーズでは現代人の食生活に合うように揚げ物や焼きとり、洋食にも合わせていただいております。

インターナショナル・ワイン・チャレンジ2021 シルバーメダル 「大吟醸 香田 35磨き」

酒蔵プレス編集部

酒蔵プレス唎酒師による「大吟醸 香田 35磨き」テイスティングノート

●香り
さわやかな吟醸香。洗練された香りに、嫌味な部分がまったくなく、ワンランク上の落ち着いた香りです。

●味わい
ジューシーな甘さが口に入れた瞬間広がり、梨のようなみずみずしさを感じます。雑味が少ないため癖がなく、女性にも好まれる味わいです。

●ペアリング
塩辛などの珍味と合わせると、塩味・甘味・旨味・苦味が合わさり、お酒の美味しさをより一層感じられます。逆にスイートチョコレートと合わせると、お酒の甘味が果実の様な甘味へ変化し、様々な楽しみ方ができます。

●総評
香りのイメージがそのまま味わいとして広がり、バランスが素晴らしい。全体的にレベルが高く、料理と一緒でも、お酒だけでも飲み続けられる味わいです。


杜氏の山本桂司さん

―酒造りではどんなことを心がけていますか?

より良い酒造りはもちろん、他では出会えないようなユニークでオンリーワンなSAKE造りを目指しております。

―酒蔵や地域、観光などでオススメポイントや盛り上がっている話題を教えて下さい。

ハクレイ酒造では蔵見学も行っております。一昨年は年間5000名以上(昨年より見学は休止)
ご来訪をいただきました。日本三景「天橋立」より30分、鉄道ファンに人気の京都丹後鉄道「由良川橋梁」から5分の所にあります。

―最後に、読者へのメッセージをお願いします!

ハクレイ酒造の酒を全国の日本酒ファン、これから日本酒ファンになる方々に知っていただけるように頑張って参りますので、ぜひ応援をよろしくお願いいたします。

杜氏 山本桂司さんと友田 諭 社長

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今回ご紹介した酒蔵について

【京都府】
ハクレイ酒造株式会社
https://www.hakurei.co.jp/
京都府宮津市字由良949番地

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酒蔵プレス編集部

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