sake 広島県

「広島の酒米どころで醸す酒」【美和桜】美和桜酒造‐広島県

地域で愛される酒蔵の銘酒に着目し、酒蔵からの生の声と和酒情報を読者の皆様にお届けする連載企画。第145回目の当記事では、広島県三次市(みよしし)の美和櫻酒造(みわさくら)を特集します。

伝統の味わい、情熱の酒造り。

―酒蔵の歴史や地域について教えて下さい。

大正12年創業、1970年に美和櫻酒造有限会社に改めました。

酒蔵のある三次市三和町は、澄んだ空気と清らかな水に恵まれた酒造好適米「八反錦」「八反」「千本錦」のふるさとです。

蔵元自らも、米作りから手掛けることにより「より良い品質の酒米、より上質の酒造り」にいつも情熱を傾けています。

また自社精米により、お米を磨き、しっかりとした麹を造り、味と香りのバランスを意識して、酒米の旨味を最大限に引き出す酒造りを目指しています。

―代表銘柄は?

「美和桜 純米酒

酒米は会社のある三次市三和町の圃場を使用し、約10年かけて改良され誕生した「八反錦」を使用。米の味をしっかりと引き出された熟成感のある酒です。食中酒として、お互いの味を引き立たせます。

―イチオシ商品はなんですか? 地元の食材・料理とはどんな合わせ方がおいしいですか?

  • 「美和桜 特別純米酒」

三次市君田町指定農家さんの雄町米を使用し、香り、味わい、バランスのとれた酒。贈答品というよりも、普段飲みで、ポテトサラダなどの夕食のお供に。
また地元にある唐辛子の入った焼きそば麺を使用した三次唐麺焼き(お好み焼き)によく合う。

 

テイスティングレポはこちら!

【テイスティングnote】美和桜のこだわり和酒をご紹介!!

美和桜酒造有限会社(所在地:広島県三次市、代表者:坂田賀昭)のこだわりの詰まった日本酒をご紹介します。 蔵のストーリーはこちら! 美和桜 特別純米酒 商品情報◎容量:720ml◎アルコール度:16.2 ...

続きを見る

 

酒米からこだわり、地元の風土に合わせた酒造り

―酒造りで心がけていることは?

会社のある三次市三和町は広島県北に位置し、JA広島の酒造好適米の指定地になります。自社でも一部酒米作りを行い、地の利を生かした酒造りをしています。

地元酒米農家の方々の顔が思い浮かぶ酒米を使用する、その使命感を持って、風土に合わせた酒造りを目指しております。また、オフシーズンには自ら蔵の改修工事を手掛け、よりおいしい酒造りが出来る様心がけております。

―酒蔵や地域、観光などでオススメポイントや盛り上がっている話題を教えて下さい。

日本初の妖怪博物館「三次もののけミュージアム」があります。こちらは三次市が舞台となっている「稲生物怪録」と、約5000点の湯本剛一コレクションの展示をされています。

また、館内の「チームラボ妖怪遊園地」は、大人も子供も楽しめる体験型空間になっており、時間があっという間に過ぎていきます。

もう一つ、広島県無形民俗文化財になる三次の鵜飼が6月から9月上旬まで行っています。三次の鵜飼は約450年続き、今もなお三次の夏の風物詩となっています。

―最後に、読者へのメッセージをお願いします!

弊社のお酒は流行に左右される事無く、自社らしい酒をぶれずに造り続けています。

香り高い吟醸もあれば、旨味、熟成の際立つ酒など、色々なお酒があるので、どうぞ決めつけずに、楽しんで味わってもらえたらと、思います。

今回ご紹介した酒蔵について

【広島県】
美和桜酒造有限会社
http://www.miwasakura.co.jp/
広島県三次市三和町下板木262

 

地域で愛される酒蔵をご紹介!

【キラリと光る、地域で愛される酒蔵の銘酒】全国にある様々な酒蔵の歴史と文化、オススメの商品や地域の観光をご紹介!

地域で愛される酒蔵の銘酒に着目し、酒蔵からの生の声と日本酒情報を読者の皆様にお届けする連載企画がスタートしました! 日本には約1,400の酒蔵があり、地域の蔵人たちは日々情熱を注いで酒造りをしています ...

続きを見る

 

 この記事が気に入ったら、いいね !・シェアしよう
最新記事をお届けします!

  • この記事を書いた人

酒蔵プレス編集部

あなたと酒をつなぐSAKEメディア 「酒蔵PRESS」では、Made in JAPANの日本酒を中心に、和酒(日本酒、焼酎、泡盛、梅酒、リキュール、地ビール、日本ワインなど)に関わる情報を発信しています。

-sake, 広島県
-, , , , , , , ,

© 2024 酒蔵プレス