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「醸道無限」二百余年の拘りが極上の酒を醸し出す、淡麗旨口【〆張鶴】宮尾酒造‐新潟県

地域で愛される酒蔵の銘酒に着目し、酒蔵からの生の声と和酒情報を読者の皆様にお届けする連載企画。第253回目の当記事では、新潟県村上市(むらかみし)の宮尾酒造(みやおしゅぞう)を特集します。

良質な素材と歴史ある酒造技術

―酒蔵の歴史や地域について教えて下さい。

創業1819年、新潟の県北に蔵を構え、鮭の遡上で知られる三面川の源流となる朝日連峰からの超軟水の伏流水を仕込みに使い、日本一の米処新潟で育まれた良質の酒米を自社精米工場にて磨き上げます。

宮尾家には2代目当主が酒造技術を記した「酒造伝授秘法の巻」が伝わっており、今もその「品質第一」の想いのもと、昭和40年代から既に純米酒造りに取り組んで来ました。

良質の米と清冽な水、その気候風土と歴史ある酒造技術が、「淡麗旨口」の〆張鶴を醸し続けています。

―代表銘柄は?

「〆張鶴 純 純米吟醸」

このお酒は純米酒として全国的にも早い時期に発売していました。今では〆張鶴を代表するお酒です。香味のバランスが良い淡麗旨口酒。

お薦めの飲み方:冷や(常温)〜ぬる燗

お薦めの地元料理:地元食材の鮭料理(100種類以上ある)に良く合います。

また、料理の邪魔をしない綺麗な酒質の為、淡白な白身魚、甘えび、イカなどの魚介類がお薦めです。よって銀座にあるミシュラン星付き寿司店などでもお使いいただいています。

真摯に酒造りに向き合う妥協無き姿勢と造り

―酒造りで心がけていることは?

蔵の入口には当蔵の造りの理念として、「醸道無限」の額が掲げられています。

品質第一、出来る事は全てやる、真摯に酒造りに向き合う妥協無き姿勢は造りだけではありません。品質管理徹底の為に、冷蔵貯蔵庫三棟を有し、全て卸問屋を通さず小売店と直接取り引きを行っています。

―酒蔵や地域、観光などでオススメポイントや盛り上がっている話題を教えて下さい。

「鮭・酒・情けの町 村上」

村上市は城下町で町屋造りや国の重要無形民俗文化財の村上大祭、江戸時代から続く鮭のいぐり網漁などの伝統文化・工芸が色濃く残り、日本海に面した瀬波温泉など観光資源に恵まれた町です。

―最後に、読者へのメッセージをお願いします!

真摯に酒造りに向き合う姿勢こそが、〆張鶴二百年の哲学です。

宮尾酒造では以下のツールにて、〆張鶴の世界観、拘りの酒造りの様子や季節限定蔵出しのご紹介、イベント開催のお知らせ、買えるお店などを発信しておりますので、ご活用頂けると幸いです。

http://www.shimeharitsuru.co.jp(当ホームページから、Instagram・X・Facebookへ)

今回ご紹介した酒蔵について

【新潟県】
宮尾酒造株式会社
新潟県村上市上片町5-15
https://www.shimeharitsuru.co.jp/

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酒蔵プレス編集部

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