地域で愛される酒蔵の銘酒に着目し、酒蔵からの生の声と和酒情報を読者の皆様にお届けする連載企画。第104回目の当記事では、山口県萩市(やまぐちけんはぎし)の有限会社岡崎酒造場(おかざきしゅぞうじょう)を特集します。
長門峡という酒名は景勝地の名前に由来
―酒蔵の歴史や地域について教えて下さい。
山口県の維新の街城下町萩市(旧川上村)の山の中、景勝地「長門峡(ちょうもんきょう)」の近くで大正13年より創業しておりましたが、昭和45年阿武川ダムの建設により、萩市の上流にあたる現在地に移転しました。
長門峡という酒名はこの景勝地の名前に由来します。
―代表銘柄は?
- 長門峡(ちょうもんきょう)
―イチオシ商品はなんですか? 地元の食材・料理とはどんな合わせ方がおいしいですか?
- 純米大吟醸50
山口県萩市の山田錦100%使用した、ふっくらとした香りの中に一本の柱となる芳醇な香りが口の中に広がります。
それと香りに負けないお米のの特徴を最大に引き出した仕上がりとなっております。
2021年GI萩取得。
萩市は魚介類が豊富で「のどぐろの刺身」・「魚介のマリネ」・「白身魚のソテー」・「鴨のコンフィ」「アヒージョ」がオススメです。
製造環境を厳密に管理し高品質な麹を製造
―酒造りではどんなことを心がけていますか?
第一には毎日の清掃です。
造りのうえでのこだわりは麹造りで、品質に最も影響する麹の品質は製造環境(温度・湿度管理)に大きな影響を受ける為、平成29年に新しい麹製造設備を導入し製造環境を厳密に管理し高品質な麹を製造しています。
―酒蔵や地域、観光などでオススメポイントや盛り上がっている話題を教えて下さい。
萩市が平成27年7月に「明治日本の産業革命遺産」世界遺産に登録されました。
近年では隣の長門市の元乃隅稲成神社から角島大橋へのルートなどが話題になっています。
―最後に、読者へのメッセージをお願いします!
日本酒の味わいにはその時々の流行りの味わいがありますが、弊社「長門峡」のスタイルは、お米本来の旨味や味わいを表現する事に徹した酒造りを心掛け様々な食のシーンに合わせやすく杯が進むお酒ですので是非ご堪能下さい。
萩市特産のゆず・夏みかんを使用した日本酒ベースのリキュールも人気です。
今回ご紹介した酒蔵について
【山口県】
有限会社岡崎酒造場
https://www.chomonkyo.com/
山口県萩市川上464-1
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