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五人で奏でる独自の一本〆のお酒【舞鶴】恩田酒造‐新潟県

地域で愛される酒蔵の銘酒に着目し、酒蔵からの生の声と和酒情報を読者の皆様にお届けする連載企画。第225回目の当記事では、新潟県長岡市(ながおかし)の恩田酒造(おんだしゅぞう)を特集します。

越後山脈の恵み、自社栽培の一本〆-長岡の銘酒

―酒蔵の歴史や地域について教えて下さい。

創業は明治8年(1875年)、長岡市の南端、六日市町にあり古くは古志郡の中心地でしたが、昭和29年(1954年)長岡市と合併。越後山脈の麓に位置し、豊富な地下水と周囲の自社田を利用した「一本〆」を栽培し、酒造りを行っています。

―代表銘柄は?

舞鶴 鼓 純米酒

ふんわり甘くキレのある旨み、米の味が生きている酒です。ぬる燗にするとうまさがさらに引き立ちます。

お薦めの飲み方:ぬる燗

舞鶴 鼓 88(八割八分磨き)

自社栽培、酒米、一本〆を88%精米し、米本来の味のある酒です。

お薦めの飲み方:冷や、常温、熱燗

―イチオシ商品はなんですか? 

「鶴と油揚げ

長岡の銘産、栃尾の油揚げを食べながら飲む専用のお酒。新潟市の酒販店から栃尾の油揚げにピッタリ合うお酒を造ってほしいと依頼があり商品化しました。

お薦めの飲み方&地元料理:油揚げを焼いてネギや鰹節をのせて食べる時は「冷酒」、油揚げに納豆やネギなどを挟んで食べる時は「燗酒(特に熱燗)」がオススメです。

心を込めて醸される味

―酒造りで心がけていることは?

旨味と少しの甘味を感じつつも後味がすっきりする味わいになるよう心がけています。

―酒蔵や地域、観光などでオススメポイントや盛り上がっている話題を教えて下さい。

・長岡まつり:毎年8月1日~3日に開催し、2日、3日は信濃川河川敷で正三尺玉、フェニックスなど数万発の花火が打ち上げられ、コロナ禍以前は100万人訪れる日本三大花火の一つです。

・越後長岡酒の陣:9月末頃、開催される、長岡市内の酒蔵が集結する酒の陣。

・39まつり:長岡駅大手口を出てすぐにある「美松 大手店」毎年2月の一か月間、創業祭としてシュークリームを1個39円(税抜)で販売。一箱(10個入り)単位で販売し、購入客は2~3箱を購入するのは当たり前の2月の長岡の風物詩です。

―最後に、読者へのメッセージをお願いします!

創業当時より、旨口で少し甘い味わいの酒を造り続けています。

この旨口で少し甘い味わいは日々の晩酌の際、淡白な味から、しっかりした味の様々な料理に寄り添うために造りました。冷やから燗酒までのいろいろな温度で様々な料理と楽しんでください。

今回ご紹介した酒蔵について

【新潟県】
恩田酒造株式会社
新潟県長岡市六日市町1330番地
http://maitsuru.com/

 

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酒蔵プレス編集部

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