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「 ミズとともにその先へ 」【上善如水】白瀧酒造株式会社‐新潟県

地域で愛される酒蔵の銘酒に着目し、酒蔵からの生の声と和酒情報を読者の皆様にお届けする連載企画。第149回目の当記事では、新潟県南魚沼郡の上善如水(じょうぜんみずのごとし)を特集します。

越後湯沢のやさしい口当たり、七代目がこだわる酒造り。

―酒蔵の歴史や地域について教えて下さい。

創業は幕末の1855年。越後と江戸を結ぶ三国街道の宿場町で居呑み酒屋を始めたのが始まりです。 越後湯沢は川端康成の小説『雪国』の舞台にもなった豪雪地帯。

豊富な雪どけ水が生み出す仕込み水は、やさしい口当たりの軟水です。このやわらかな飲み口の水の特徴をそのまま生かした酒造りに取り組むのは、共に七代目に当たる社長と杜氏。

自社オリジナル酵母を使った商品開発など前例にとらわれない新しい試みにも挑戦しています。

―代表銘柄は?

代表銘柄は上善如水 です。

「上善如水」はおかげ様で発売から33年目。「上善如水 純米吟醸」は2021年に精米歩合を60%から55%へ変更するリニューアルを行い、さらに飲みやすく進化しました。

「みずのごとし」の名前の通りあらゆるものと調和してするりと喉の奥に落ちる、シンプルで清らかなお酒です。

きれいで軽快な味わいが、大切な人への贈り物や親子二世代・三世代で世代を超えて楽しめるお酒としても重宝されています。

「淡麗辛口魚沼 純米」

米どころ魚沼産の米と仕込み水を使った、魚沼を満喫できる純米酒。穏やかな香りとさらりとした口当たり、淡麗な味わいの中にも感じる程よい旨味が特長です。

きりりとしたシャープな印象の後味で、飲み飽きしないのも重宝するポイント。コストパフォーマンスに優れているので毎日の晩酌酒にもおすすめです。

―イチオシ商品はなんですか? 

  • 生もとにごり酒 by Jozen 純米

甘くてジューシーな新感覚の日本酒シリーズ「by Jozen」の一つ。日本酒造りに必要な乳酸菌を一から育てる伝統的な「生も造り」をすることで濃厚な旨味と酸味が特徴的な味わいに仕上がりました。

さらに米の成分を残す「にごり酒」で仕上げたことで、まろやかで濃密な口当たりに。まるで乳酸菌飲料のような、ほっと安らぐ甘酸っぱい味わいを楽しめます。

 

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※季節限定のため2023年は販売終了。
2024年以降の販売については白瀧酒造のホームページをご確認ください。(その他12ヶ月月替わりのお酒はこちら

伝統を守り、新たな挑戦を続ける

―酒造りで心がけていることは?

人々の暮らしをうるおす水のように、日本酒を通して人の暮らしに豊かな時間を与えることを目指しています。

水の良さを活かす伝統を守りながらも、「ここが品質の頂点ではない」という姿勢で日々新たな製造方法を模索。

日本酒を活かした化粧品や新感覚の日本酒シリーズ「by Jozen」など、これまで日本酒を飲まなかった人にもその魅力を知ってもらえるような商品の開発にも貪欲にチャレンジしています。

―酒蔵や地域、観光などでオススメポイントや盛り上がっている話題を教えて下さい。

JR越後湯沢から徒歩4分のところにある白瀧酒造のショールームでは日本酒の試飲や買い物が楽しめます。谷川連峰を望む見晴らしの良い店内で、季節限定品や地域限定品などを含む常時10種類以上が試飲可能。

日本酒の保湿成分を活かした酒蔵コスメもお土産に人気です。営業時間は平日10:00~15:00(最終受付14:30)で予約は不要。越後湯沢観光の外せないスポットです。

―最後に、読者へのメッセージをお願いします!

白瀧酒造と出会っていただきありがとうございます。

日本酒は日本の伝統文化であり、地域や季節による楽しみ方の違いや温度帯による味わいの変化など、他のお酒にはない魅力がたくさんあります。

私たちは日本酒を通してあなたの暮らしを豊かにうるおすお手伝いがしたい。その思いで真摯に酒造りと向き合い、お客様の声を聞いて商品やサービスに活かしています。どこかで白瀧酒造の商品を手に取ってもらえたらとても嬉しいです。

今回ご紹介した酒蔵について

【新潟県】
白瀧酒造株式会社
https://www.jozen.co.jp/top/
新潟県南魚沼郡湯沢町大字湯沢2640番地

 

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酒蔵プレス編集部

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