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【取材レポート】『第16回雄町サミット、ホテル椿山荘東京』

JA全農おかやま(岡山県岡山市)は、岡山県産の酒米「雄町(おまち)」を使用した全国130蔵・219点の日本酒が集まるイベント「第16回 雄町サミット」が、2025年8月7日(木)に、ホテル椿山荘東京(東京都文京区)で開催されました。

雄町サミットとは

「雄町」とは、1859年(安政6年)に現在の岡山市中区雄町地区で発見された酒米の品種で、他品種と比べて収量が少なく栽培も難しいため、一時は「幻の酒米」とも呼ばれていましたが、近年では岡山県を中心に生産量が回復し、全国の酒蔵で愛用されています。

「雄町サミット」は、岡山県の酒米生産者と酒蔵が、「雄町」を使用した日本酒のPRを目的に開催しているイベントです岡山県産の雄町という同一原料米の日本酒が、全国の酒蔵から集まる会として人気を博しています。

第16回となる今回は、130蔵・219点の出品が予定されています。当日は、第1部「唎き酒会」、第2部「審査講評/講演会」、第3部「懇親会」の3部構成で開催され、第1部は、酒販店、飲食店、酒造会社対象の唎き酒会となり、第2部・第3部は一般の方も参加することができました。

当日の様子

第1部の唎き酒会は、酒販店、飲食店、酒造会社が219種類(36都府県、130蔵)を利き酒。
スピーディに次々に利き酒しましたが、スッキリとした辛口の日本酒が目立ち、きれいな複雑と旨味を感じる日本酒が多くあった印象です。単体でもおいしく、海の幸・牡蛎などの料理に合わせて食べたいと感じさせる日本酒が多いと感じました。さすが、出品酒のレベルは高いです。

その中でも、ほのかな・きれいな香りと味に幅がある日本酒が印象に残り、「雄町らしさ」を感じる日本酒が受賞していたように思います。その他には、ヴィンテージ(古酒)、白ワインのような酸の効いた日本酒もありました。
お燗酒は、今回初の純米燗酒部門が設けられましたが、温めると味がふくらみ、旨味ときれいな酸の引立つ日本酒が多かったです。(酒燗器の提供温度は、50度とのことです。)

受賞酒について

『第16回雄町サミット』 歓評会 優等賞受賞酒は、こちらです。
https://omachi.marumaru-okayama.jp/archive/2025

【区分1】吟醸酒部門(吟醸、純米吟醸、大吟醸、純米大吟醸)審査対象134点
【区分2】純米酒部門(純米、特別純米)精米歩合60%以下審査対象36点
【区分3】純米酒部門(純米、特別純米)精米歩合60%以下審査対象36点
【区分4】純米燗酒部門(純米、特別純米)審査対象22点

受賞された酒蔵の皆さま、おめでとうございます!

雄町を使用した日本酒の特徴『雄町らしさ』とは(2024年の第15回雄町サミット発表

  • うま味や酸味を伴った味の幅(ボディ感)。
  • 丸みのあるふくよかさ。
  • 長い余韻。
  • 昔の米らしい野性味。
  • 熟成で化ける旨み。

造り手ごとの個性が表れやすく、画一的ではない様々な表情を纏った酒質になるが、どの酒質に対してもその良さが発揮され、「品を纏いやすい」。
と発表されています。

歓評会審査講評
・味のある辛口タイプが受賞した。
・今のような猛暑の中で育った雄町ですが、はやり雄町らしい香味の日本酒でした。
・初開催の燗酒審査では、味のバンランスがよかった。

というコメントがありました。

講演会
「よみがえる燗酒-極上のおもてなし」
株式会社酒文化研究所 第一研究室 室長 山田 聡昭 氏
・温めておいしい醸造酒は、日本酒
・平安初期は、冬のおもてなしにとして、暖酒を提供していた。
・日本酒は、アミノ酸がメインのお酒なので、温めると旨味がでる
2026年の雄町サミットは、どんな香りと味わいのお酒が増えるのか楽しみです。

イベント概要

【開催日】2025年8月7日(木)
【開催場所】ホテル椿山荘東京、東京都文京区関口 2-10-8
【主催】JA全農おかやま、岡山県酒造好適米協議会、岡山県酒造組合
【後援】国税庁、岡山県、日本酒造組合中央会、(株)アスク、新中野工業(株)、(株)フジワラテクノアート
【公式URL】https://omachi.marumaru-okayama.jp/

酒蔵プレス編集部
今年も雄町らしさが光る、非常にレベルの高いお酒が集まりました!来年にも期待が高まります!
https://www.sakagura-press.com/
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酒蔵プレス編集部

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