地域で愛される酒蔵の銘酒に着目し、酒蔵からの生の声と和酒情報を読者の皆様にお届けする連載企画。第164回目の当記事では、山梨県北杜市の七賢(しちけん)を特集します。
300年の歴史を誇る、白州の水の酒造り
―酒蔵の歴史や地域について教えて下さい。
創業1750年(江戸寛永3年)、300年近い歴史を誇る七賢は、山梨県の日本アルプスの中でも非常に良質な水が湧き出ることで知られた白州エリアに蔵を構えます。
「地元白州の水を体現できる酒」を哲学とし、白州の水と相性の良い造りを追求して吟醸造りの原酒仕立て手法を確立。
近年では新たな部門としてスパークリング日本酒の製造に注力し、世界で愛される日本酒という価値の創出に向けて取り組んでいます。
―代表銘柄は?
代表銘柄は「七賢 絹の味 純米大吟醸 」です。
名水の里・白州にて、南アルプス甲斐駒ヶ岳の伏流水で醸した純米大吟醸です。
普段のお食事と一緒に楽しんでいただきたく思い、大吟醸特有のフルーティーな香りはやや控えめにしました。
派手さを抑えた、すっきりと爽やかな口当たりが特長の、食中酒としておすすめの一本です。
おすすめ飲み方:冷
―イチオシ商品はなんですか?
「七賢スパークリング 山ノ霞」
うっすらと霞のように舞うオリの中に立ち上る、瓶内二次発酵ならではのきめ細かい泡、フルーティーな吟醸香。
七賢の新たな美味しさをぜひ体験してください。
おすすめ飲み方:冷
七賢が専念した、白州の水から生まれる味
―酒造りで心がけていることは?
白州の水を口に含んでみてください。すうっと口になじみます。驚くほど角がなく、切れが心地よいのです。
七賢は、この類いまれなる名水と正面から向き合い、魅力を最大限に引き出すこと。
ただそれだけに専念し、経験や学びから得た最善の他は、 一切を削ぎ落した酒造りをしています。
今回ご紹介した酒蔵について
【山梨県】
山梨銘醸株式会社
山梨県北杜市白州町台ヶ原2283
https://www.sake-shichiken.co.jp/
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