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未来は、ゴクジョウだ。

ぴあ日本酒フェスティバル2015 長野の酒蔵跡取り息子の衆「59醸」

酒蔵プレス、レポーターの酒井です。

先日、渋谷で開催された「ぴあ日本酒フェスティバル2015酒春祭(さけはるまつり)」へ取材に伺いました。

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渋谷に集まった日本酒ファンは、男女1,000人。
MCのレイチェル チャンさん、ゲストの宮本和知さん(元読売巨人)、小川佐智江さん(2015 Miss SAKE)によるトークと30蔵の蔵元は、どこのお酒も洗練されて美味しいお酒でした。

 

イベントの中でも特に注目をしていた酒蔵は、59醸(ゴクジョウ)の5蔵でした。

信州59年醸造会(通称“59醸(ゴクジョウ)”)とは、昭和59年度生まれの信州の5つの酒蔵の跡取り息子が、「長年に渡り親しまれてきた日本酒を1人でも多くの人に好きになってもらいたい。伝統ある酒文化を次の世代に継承していきたい。」という想いのもと結成されたユニットだそうです。

角口酒造店(松村 裕也)丸世酒造店(関 晋司)沓掛酒造(沓掛 正敏)
西飯田酒造店(飯田 一基)東飯田酒造店(飯田 淳)

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日本酒の製造量は、ピーク時の1/3以下まで減少しており、日本酒を中心に若者の酒離れが進んでいます。
「造れば売れる時代」はとうに終わり、昭和59年生まれの彼らは、衰退し続ける業界を目の当たりにしてきました。
多様化したライフスタイルの中で、和食や家族の団らんと共に生活の一部を担ってきた日本酒が衰退するのは仕方ないことかもしれません。

同じ時代・境遇を生きる仲間でありライバルであるからこそ、同じ想いを共有し、企業の枠を超えて「この年代だから造ることのできるモノを生み出そう」と、酒蔵を背負う昭和59年度生まれ、5人が集結したそうです。

「極上」の酒を醸し、日本酒と人との“極上”の未来・文化をつくるために挑戦し続ける!

今後は、同世代の農家さんとのコラボレーションやジャンルの異なる様々な方々と試みを企画し、実施をすることで日本酒の新しい可能性を探求していかれるそうです。

2015年は、5蔵それぞれが「酒米:美山錦 ※1」「精米歩合59%」という決まりのもと、59醸オリジナル日本酒をリリース。
リリースを記念して、59醸メンバーによる59醸酒のプレゼンテーション+試飲会や、59醸酒以外の5蔵のお酒と、それに合う信州の食材を使用したお料理をお楽しみ頂ける試飲交流会が開催されるそうです。

※1 美山錦は、昭和53 年長野県農事試験場にて「北陸12号」を母、「東北25号」を父とした「たかね錦」に放射線処理を行い、突然異変によって誕生した比較的新しい酒造好適米です。醸した酒は、スッキリと軽快な味わいとなります。山田錦ほど心白は大きくはないが、北アルプス山頂の雪のような心白があることから美山錦と命名されています。主産地は長野ですが、秋田、山形、岩手など東北地方で広く栽培されています。

実際に飲んでみると新しい味で旨かったです。
今後の活動や活躍にも注目をしていきたいと思います。

日本酒イベントは、酒友、新しい出会いの絶好の機会です。
日本酒初心者の方は、勇気をだして参加してみてはいかがでしょうか?
今までにない日本酒文化や新しい日本酒との出会いがあるかもしれません。

【イベント情報】
日時:2015年3月28日(土)開催 16:00~
会場:ベルサール渋谷ファースト2Fホール
主催:ぴあ

参考:
59醸(ゴクジョウ)
http://59jo.com/

59醸(ゴクジョウ)Facebookページ
https://www.facebook.com/shinshu59jo

「59醸」リリースイベント
https://www.ginza-nagano.jp/event/2578.html

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酒蔵プレス編集部

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