若者に人気の動画投稿サイト「ユーチューブ」を舞台にして、動画の発信を仕事にする「ユーチューバー」と呼ばれる人と連携した企業の広告が増えている。テレビCMに比べコストが安く、見た人の数を確実につかめるのも魅力だ。
「養命酒、養命酒、YO! YO! YO! YO! 養命酒」
赤い半袖シャツに半ズボン姿の人気ユーチューバー、瀬戸弘司さんが、軽快なラップとステップに合わせて養命酒を紹介する。
瀬戸さんは役者でもあり、ユーチューブで113万人の登録者数を持つ。昨年8月に公開されたこの動画は、ネット上ですぐに話題となり、これまでに123万回以上再生された。
養命酒は約400年の歴史を持つが、「お年寄り向けと思われがち。若い世代にもっと知ってもらいたい」(養命酒製造マーケティング部)と、ユーチューバーに目をつけた。
瀬戸さんには商品の特徴を伝えただけで、後は自由に任せた。制作費は「テレビCMと比べて10分の1以下」(同)。想像以上の反響に昨年12月と今月4日に第2弾、第3弾を出した。
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