ふくしま美酒体験 in 渋谷2017 (主催:福島県酒造組合)が8月19日(土)に、東京都渋谷区のセルリアンタワー東急ホテルで開かれた。福島の酒イベントは毎年開催しており20回目。これまでで最も多い県内の45蔵元が出展しました。
2部構成で過去最多の約1,100人が来場し、全国新酒鑑評会で金賞受賞数「5年連続日本一(福島県出品場数45蔵、金賞22蔵)」に輝いた福島県産酒を堪能しました。
<5連覇は広島県(S57-S61)と福島県(H24-H28)、4連覇は兵庫県(S62-H2)と新潟県(H9ーH12)>
今年の全国新酒鑑評会は、東北県勢の酒蔵が金賞受賞数で1~4位、7位、9位と強さを見せつけた。
福島県の日本酒の特徴は、「芳醇(吟醸香)・淡麗(きれい、すっきり)・旨口(米本来の旨味、綺麗な甘味)」。
日本酒の香味のトレンドは、「淡麗辛口」から「芳醇・淡麗・旨口」へ動いていることが分かる。
会見では、福島県のハイテクプラザと酒造組合が先導して、福島県内の酒蔵との酒造りに関する情報交換を積極的におこない、チームワークの良さを感じた。
酒造組合の新城猪之吉会長(末廣酒造社長)は「福島県産酒のおいしさを周囲に伝えてほしい」「福島の酒の応援団がもっともっと増えてほしい」と呼びかけた。
課題として、特定名称酒のプレミアムブランドの成長とは裏腹に、福島県内の観光地で供される普通酒の消費が震災前の水準へ回復がまだまだ追いつかないのが実情とコメントされた。
普通酒は酒蔵の代表銘柄であり、伝統的な地酒です。地元の人に長く愛されて、洗練された美味しいお酒がほとんどです。機会がありましたら、普通酒も注目してみてください。
今後の福島の酒も見逃せない!