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【晴雲】晴雲酒造‐埼玉県 ー 武州小川町の地酒蔵 豊かな自然の恵みで醸す酒造り

地域で愛される酒蔵の銘酒に着目し、酒蔵からの生の声と和酒情報を読者の皆様にお届けする連載企画。今回は、埼玉県比企郡(ひきぐん)の晴雲酒造を特集します。

仰ぎ見る空に、変わらぬ志

―酒蔵の歴史や地域について教えて下さい。

創業明治35年(1902年)、初代中山徳太郎が、同地で親戚であった村山家が営んでいた造り酒屋を引き継ぐ形で創業。
「晴雲」は初代徳太郎が富士登頂の折り、「仰ぎ見れば 心も空か 澄みわたる あゝ晴雲」と読み名づけられました。

1951年に晴雲酒造株式会社として法人化、1971年には他社に先駆け当時では異例であった純米酒「手造り晴雲」の製造を開始。また1988年産米より、地元小川町の契約栽培の無農薬米を使用した「おがわの自然酒」を製造。
35年以上にわたり地域の有機農業を支え、2005年には、小川町の無農薬野菜と酒蔵料理をコンセプトとした「自然処 玉井屋」を併設しました。

2020年にゼンショーHDのグループ入りを果たし、最新の設備を導入し、安全・安心を第一に誠実な酒づくりを行っています。

―代表銘柄は?

 純米吟醸 晴雲」

アルコール度数:15%

原料米:美山錦 55%

お薦めの飲み方:冷やしてそのまま

「純米吟醸 善祥」

アルコール度数:16%

原料米:五百万石 55%

お薦めの飲み方:冷やしてそのまま

品質第一 酒は人を映す鏡

―酒造りで心がけていることは?

品質第一。少しでも良い酒に近づくなら苦労は厭わない。

東京から約1時間で来られる田舎。
有機農業の郷として知られる小川町の晴雲酒造にぜひ足をお運びいただき、五感で豊かな自然を感じていただければ幸いです。

―酒蔵や地域、観光などでオススメポイントや盛り上がっている話題を教えて下さい。

有機農業が日本一(転換比率20%)とも言われています。
また、道の駅おがわまちがリニューアルオープンされました。

築100年の土蔵旧仕込蔵の二階に昔使用していた酒造り道具を展示した見学蔵をご自由にご覧いただけます。
売店ではこんこんと湧き出る「玉の井戸」の仕込水や、
最新の試飲機で季節にあったおすすめのお酒の試飲をお楽しみいただけます。

見学期間:元日を除く年中無休
営業時間:9時~17時
料金:無料
※ガイドの案内付きの場合は10名以上で要予約

今回ご紹介した酒蔵について

【埼玉県】
晴雲酒造株式会社
埼玉県比企郡小川町大塚178-2
https://www.seiun-sake.co.jp/

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酒蔵プレス編集部

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