sake プレスリリース

日本酒の味わいをレーダーチャートでパッと見える化!

TDK株式会社が日本酒の味覚・香り・ガス感の視覚化するシステム「Sake Sensing System」事業を開始することを発表しました。

事業化への経緯

2016年から人財研修の一環として社内ベンチャーの取り組みを推進していたTDK。長年、電子部品事業で培った素材解析技術およびソフトウェア、AIに関するノウハウを生かした独自開発のシステム(特許 第7207380号)であることや、重要な日本文化の一つである日本酒を未来へ継承し、世界中で楽しんでもらうことに寄与するものとして、事業化までに至りました。

日本酒プロジェクトプロジェクトリーダー
コーポレートマーケティング&インキュベーション本部 部長 兼森庸充さん

システムの特徴

1.高精度な味わい分析技術
TDKの電子部品由来の高度な分析技術と、成分分析結果を味わいに転換する独自のアルゴリズム (特許 第7207380号)により、これまでにない精度で日本酒の味わいを解析します。
独立行政法人酒類総合研究所の協力を得て、味わいの構成要素の特徴成分を特定し、官能試験によるアルゴリズムの最適化を実現しました。

2.3次元で表現する日本酒の味わい
味覚、香り、ガス感をレーダーチャートで一括して表現し、ヒトが実際に日本酒を飲んだ時の感覚に近い3次元の表現を可能にしています (特許 第7136165号、意匠登録1689664-7)。
このTDK独自の技術で、測定する日本酒の新たな魅力を発見し、より深く知ることができます。

導入による期待される効果

1.消費者とのコミュニケーションを効果的・効率的にする
日本酒の味わいをオリジナルのレーダーチャートで表現して可視化します。香り、甘み、ガス感が考慮されているため、人間の味覚に近いのが特徴です。

2.酒蔵のストーリー強化
酒蔵が伝えたいストーリーを、視覚的に味わいと絡めて表現することに貢献します。

3.酒質の改善につながる
日本酒の味わいを定量的に管理可能とすることで、酒質の改善、再現性の改善に貢献します。

今後の展望

齋藤 昇社長は「TDKは、長期ビジョン『TDK Transformation』をもとに、社会のTransformationへの貢献とTDK自身が変革し続けるという2つのサイクルを加速させ、サステナブルな未来の実現に貢献してまいります。
また、当社の強みである材料、プロセス技術、ソフトウェア技術によりGXとDXという世界の大きな潮流の変革にも貢献できると確信しており、今回のプロジェクトを通じて、社是『創造によって文化、産業に貢献する』を新たな形で実践いたします」と残しております。

本事業に関して詳細はこちらから
https://www.tdk.com/ja/sake-sensing-system/index.html

酒蔵プレス編集部
レーダーチャートで視覚化されることで、日本酒の新たな発見があるかも知れませんね。

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