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仏 5 つ星ホテルのソムリエらが選ぶ日本酒コンクール【Kura Master2018】「プレジデント賞」に大分県「ちえびじん 純米酒」が決定!!

7 月3日 17 時(日本時間4日深夜0時)、フランス、パリ日本文化会館にて、第2回 Kura Master 授賞式が行われ、グザビエ・チュイザ審査委員長(パリの最高級ホテル、ホテル・クリヨンのシェフソムリエ)より、プレジデント賞が発表され、 総出品数 650 銘柄の頂点に輝く日本酒に与えられるプレジデント賞には、中野酒造(大分県)ちえ びじん 純米酒に決定しました。

【プレジデント賞】
大分県 有限会社中野酒造 「ちえびじん 純米酒」

大分県_ちえびじん純米酒

プレジデント賞受賞した、中野酒造の中野淳之社長からの喜びの声です。
「名前のちえびじんの由来は、140 年前の⼥将の名前です。この歴史が表すように、今後歴代残していく日本酒をこれからも作って行きたいと思います。 フランス⼈のプロが選ぶコンクールで評価され、会社全員はもちろん、⼀緒に⽣産している農家さんとも喜びを分かち合いたいです。」

グザビエ・チュイザ審査委員長のコメントです。
「今年は、フランスの星付きソムリエが前年の2倍以上に増え、厳正な審査で精査しました。彼らにより、今回選ばれた日本酒は、将来の日仏を繋げるべく選ばれた日本酒です。デリケートで幅広い香り、味わいの多さで、私たちフランス⼈は魅了されました。フランスを始め欧州を中⼼に、明日からテーブルに並ぶお酒たちです。ホテル・クリヨンでも、来週以降、これらの日本酒を採⽤する予定となっております。プレジデント賞を始め、ヨーロッパで⼀層、日本酒が受け 入れられていくことに期待しています。」

審査員特別賞には3 つの出品カテゴリーのトップ 5、全 12 銘柄より下 記3銘柄が選ばれました。

【審査員特別賞】

<1.純米大吟醸酒&純米吟醸部門>(精米歩合 60%以下)
和歌山県 株式会社九重雜賀 「山田錦 純米大吟醸 雑賀」
<2.純米酒部門>(精米歩合 60%を超える)
滋賀県 冨田酒造有限会社 「七本鎗 純米 渡船」
<3.にごり酒部門>(デザートに合わせる日本酒として本年度より新設。)
大分県 八鹿酒造株式会社 「八鹿 にごり酒」

和歌山県_山田錦純米大吟醸雑賀 滋賀県_七本槍純米渡舟 大分県_八鹿にごり酒


【プラチナ賞受賞酒 各カテゴリートップ 5 (全 12 銘柄/順不同)】

<1.純米大吟醸酒&純米吟醸部門(精米歩合 60%以下)>
宮城県 仙台伊澤家勝山酒造株式会社 「勝山 純米吟醸 献」
富山県 富美菊酒造株式会社 「羽根屋 純米吟醸 富の香」
三重県 合資会社後藤酒造場 「青雲 純米大吟醸」
和歌山県 株式会社九重雜賀 「山田錦 純米大吟醸 雑賀」
兵庫県 田中酒造場 「純米大吟醸 白鷺の城 戦国のアルカディア〜黒田官兵衛〜」

<2.純米酒部門(精米歩合 60%を超える)>
千葉県 鍋店株式会社 「仁勇 純米酒」
静岡県 杉井酒造 「杉錦 山廃純米 天保十三年」
滋賀県 冨田酒造有限会社 「七本鎗 純米 渡船」
広島県 株式会社今田酒造本店 「富久長 白麹純米酒 海風土」
大分県 有限会社中野酒造 「ちえびじん 純米酒」

【授賞式概要】
日時:2018 年 7 月 3 日(火)17 時開始
場所:パリ日本文化会館(101 bis Quai Branly, 75015 Paris, France)
主催:Kura Master 運営委員会(Association de Kura Master)

後援:在仏日本国大使館、JETRO パリ事務所、JNTO パリ事務所、パリ・ソムリエ協会、一般財団法人自治体国際化協会パリ事務所(クレア・パリ)
エメラルドスポンサー:PASONA 農園隊、JF Hillebrand
クリスタルスポンサー:兵庫県
協力:日本航空、一保堂茶舗、国虎屋、HISADA FROMAGERIE、ISMAC 、perrier RIEDEL、Vittel、WASARA

【今後のフランス市場での日本酒の見通しについて】
グザビエ・チュイザ審査委員長は、今後の日本酒の可能性について以下の通り明言されています。
「昨今のフランス料理には健康志向が定着しており、量より素材の厳選という点が重視され、美味しくて 軽いものが主流です。そのような傾向の中、良質の有機野菜を使ったスープなどには、ワインより日本酒が 合わせやすいと実感しています。また、マリネされたものや、軽く酸味のあるお料理にも、日本酒は素敵な ハーモニーを作り上げます。白ワインに対抗する食中酒として、日本酒の地位確立に期待すると共に、 Kura Masterをきっかけに、3 年以内に日本酒が有名レストランのワインリストの 15%を占めることが目標です。」

ジェトロ・パリ事務所によると、日本からフランスへの日本酒の輸出量はここ5年間で3倍と急増しています。仏 5 つ星ホテルのソムリエらが選ぶ日本酒コンクール「Kura Master」からの日本酒の発信により、その流れは加速されていくことでしょう。ますますその動向から目が離せません。

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(参考資料:ジェトロ・パリ事務所調べ)

 

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酒蔵プレス編集部

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