世界最大規模のワイン品評会「インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)2014」、SAKE部門の「チャンピオン」を決める審査が英国のロンドンで開催され、磯自慢酒造(焼津市)の「雄町おまち」も審査対象となった。惜しくも頂点には手が届かなかった磯自慢酒造だが、寺岡洋司社長(58)は「また来年も挑戦したい」と意欲を見せている。
IWCのSAKE部門は、海外での和食ブームなどを背景に2007年に新設された。各銘柄はまず、古酒や本醸造酒など七つの部ごとの審査にかけられ、部ごとの最高賞にあたる「トロフィー」を争う。チャンピオンは、各部のトロフィー受賞銘柄を並べて試飲し、香りや味、色などの採点項目の合計ポイントが最も高い1本が選ばれる。審査員は、世界各国から集まったソムリエなど酒類の専門家数人が務める。
今年は総出品数が、過去最多の計725銘柄にのぼった。磯自慢酒造の「雄町」は5月中旬に純米酒の部でトロフィーを獲得し、チャンピオンを決める先月中旬の審査に駒を進めた。平田酒造場(岐阜県)の「熟成古酒 飛騨の華 酔翁すいおう」がチャンピオンに輝いた。
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