日本一美味しい市販酒が決まるきき酒イベント、出品酒世界最多、唯一日本酒だけのコンペティションとして今年で7回目を迎える「SAKE COMPETITION 2018」は、全国、そして世界から1772点が出品、純米酒、純米吟醸、純米大吟醸、吟醸、Super Premium、スパークリングと、新設の海外出品酒に分かれ、技術指導者、有識者、蔵元からなる、予審37名、決審41名の審査員によるブラインドで審査が行われました。そして、ラベルデザイン部門を含む全8部門の表彰式と上位蔵元の発表が、6月11日にザ・ペニンシュラ東京にて開催されました。
出品酒の部門別の点数は
・純米酒部門 456点
・純米吟醸部門 534点
・純米大吟醸部門 445点
・吟醸部門 198点
・Super Premium部門 48点
・スパークリング部門 74点
・ラベルデザイン部門 152点
上位蔵元の詳細は以下の通りです。
【純米酒部門】
1位 「 會津宮泉 純米酒 」 宮泉銘醸株式会社(福島県)
2位 「 あたごのまつ 特別純米 冷卸 」 株式会社新澤醸造店(宮城県)
3位 「 蔵王 K 純米酒 」 蔵王酒造株式会社(宮城県)
【純米吟醸部門】
1位 「 作 恵乃智(めぐみのとも) 」 清水清三郎商店株式会社(三重県)
2位 「 東洋美人 純米吟醸 一歩 山田錦 」 株式会社澄川酒造場(山口県)
3位 「 東洋美人 純米吟醸 50 」 株式会社澄川酒造場(山口県)
【純米大吟醸部門】
1位 「 南部美人 純米大吟醸 」 株式会社南部美人(岩手県)
2位 「 SEN 」 合資会社廣瀬商店(茨城県)
3位 「 作 雅乃智(みやびのとも)中取り 」 清水清三郎商店株式会社(三重県)
【吟醸部門(大吟醸含む）】
1位 「 大吟醸 極聖 」 宮下酒造株式会社(岡山県)
2位 「 福寿 超特撰 大吟醸 」 株式会社神戸酒心館(兵庫県)
3位 「 燦爛 大吟醸 雫酒 」 株式会社外池酒造店(栃木県)
【Super Premium部門】
1位 「 醸 」 株式会社せんきん(栃木県)
2位 「 白鶴 超特選 天空 純米大吟醸 白鶴錦 」 白鶴酒造株式会社(兵庫県)
3位 「 太平山 純米大吟醸 天巧 20 」 小玉醸造株式会社(秋田県)
【スパークリング部門】
1位 「 南部美人 あわさけ スパークリング 」 株式会社南部美人(岩手県)
2位 「 一代弥山 スパークリング 」 中国醸造株式会社(広島県)
3位 「 八鹿 スパークリング Niji 」 八鹿酒造株式会社(大分県)
【海外出品酒部門】
1位 「 Junmai Ginjo Nama 」Arizona Sake LLC(アメリカ)
2位 「 Izumi Namanama 」Ontario Spring Water Sake Company(カナダ)
3位 「 Izumi Shiboritate 」Ontario Spring Water Sake Company(カナダ)
【ラベルデザイン部門】
1位 「富久錦 新緑の播磨路」富久錦株式会社(兵庫県)
2位 「 阿武の鶴 純米吟醸酒 名聲希四海 三好 」 阿武の鶴酒造合資会社(山口県)
3位 「 古伊万里 monochrome+ 」 古伊万里酒造有限会社(佐賀県)
また、JAL賞は【純米吟醸部門】「 作 恵乃智(めぐみのとも) 」 清水清三郎商店株式会社(三重県)が受賞。受賞の特典として、日本航空国際線ビジネスクラスでの提供が開始されます。そして、ダイナーズクラブ若手奨励賞（次世代の日本酒の造り手を応援する目的で40歳以下の最上位受賞酒蔵に与えられる賞）には、蔵王酒造株式会社(宮城県)杜氏 大滝真也 氏が選ばれました。
受賞された皆様、おめでとうございます。毎年コンディションのことなる米、水、気候を相手に、日本一美味しい酒造りを目指して重ねてきた苦労は想像に難くありません。飽くなき情熱を注いだ酒が格付けされる緊張感の中、表彰式の壇上に立たれた蔵元の方々の、晴れやかで、そして紅潮した表情が、とても印象的でした。
【関連情報】
▼SAKE COMPETITION 2017 上位蔵元 結果発表の公式情報はこちら。
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